日本滞在記① 自分再発見 ~アキオ・ティバイ~

もし私が日本での旅行で覚えていることを3つ聞かれたら、訪れた場所、出会った日本の人々、そしてJFYの仲間たちと答えるでしょう。日本での短い滞在期間の中で私たちは東京、福島、大阪、京都、神戸といったたくさんの場所を訪れることができました。私は大阪にいるときが一番楽しくかったです。それは大阪が私の父の故郷だからです。私たちが会えなかったとしても、いつか必ず彼に会えるときがやってくると確信しています。私たちは大阪で4日間過ごしました。そこで私たちは箕面にある美しい滝を見たり、大阪学院の気さくな学生たちと交流したり、面白いインスタントラーメンのミュージアムを訪れたり、大阪平和ミュージアムから多くの歴史的事実について学んだり、大阪城を背景に写真撮影したり、カトリック教の大聖堂のツアーを通してフィリピンに逃亡した日本人、高山右近のことを初めて知ったり、道頓堀のレストランでお好み焼きを満喫したり、箕面の聖母被昇天修道会での宿泊を楽しんだりしました。
私は修道会のシスターから受けた暖かい歓迎を忘れることはないでしょう。彼女たちは私たちを自分の家にいるような気持ちにさせてくれ、私たちがいつも居心地がよく、お腹がすかないようにしてくれました。私は、大阪で辛抱強く私たちに同行し、まちで一番のお好み焼き屋をおごってくれたTita Yolandaのこと、色んなところでフィリピン人にそっくりな津田マモル教授のことは、いつも思い出します。また、私たちと一緒に箕面滝まで登ってくれたSr. Claire Joにも感謝しています。道のりはとても長かったですが、シスターのお話のおかげでそんなことは感じませんでした。大阪のほかの場所は神戸学院大学の学生、ヨシカワヒカルとサカグチマミエと一緒に楽しみました。彼らと回るのは、本当に楽しかったです。彼らは、私たちのどのミーティングにも遅刻したことがなく、日本人はいつも時間を守るということを示してくれました。私たちは、彼らのような若い人たちのレンズを通して日本を知ることができました。もちろん、これらすべては私たちが日本を経験するために色々としてくれたSr. Remy Locsinがいなければ実現しませんでした。

この旅で、私は自分自身をもっと愛すること、私がもつアイデンティティを誇りに思うことを学びました。また、この旅で私の両親の母国、フィリピンと日本の両方をよく理解できるようになりました。
私はこのスタディーツアープログラムの強みは、関西カトリック教会のJFYとの交流だと思います。個人的には、JFYとその家族の温かみ、親切さ、寛容さを経験しました。お互いに助け合い、相手を家族として扱うコミュニティーの一員になることは心地よかったです。彼らから学んだことは本当にたくさんあります。
私がこの旅で変わったかと聞かれたら、答えは「はい」です。私は出会ったすべての仲間たちに強く心動かされました。彼らと出会えたことをうれしく思い、将来またどこかで会えたら、と願っています。彼らは私の人生の一部です。彼らからもらった知恵と助言はすべて大切に心にしまっておきます。私は以前とは変わって人生が私に与えることに前向きになってフィリピンに戻り、より大胆に、そしてこれからの困難に対する準備ができています。